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②縮小奴隷日記外伝 ~仄暗い底の中から~ 塩木克久


「ハハ……自業自得とはいえ、まさかこの私がこんな所で働かされる事になるとはな」


 塩木は過去を思い出し、そして後悔をし続けていた。

 自分の今までの言動を悔いて……悔いて。


「それに、私と同じ目に遭った皆は無事なのだろうか……」


 ふと、自分の他にもいちびの御前で土下座をしていた、四人の安否を気遣う。

 だがしかし、無事ではないだろうと内心では思っている。

 おそらくは自分のように、女性の役立つ物にされているのだろうと。


 ~塩木は知らない。

 まさか彼と同じように四人共――この化粧室内のそれぞれの便器の中にいる事を。


 針を刺されて意識を失い、目が覚めたらここにいたのだ。

 だから知らない。 隣接に並ぶ個室の中の便器内にいる四人の男も、同じく……。



 ズシィン……ズシィィン…………

 そんな時、遠くから地鳴りを上げて歩く、人間の足音が塩木の耳に聞こえてきた。


「ああ、またお客様がこられたか……」


 ズシィィン……ズシィィンッ!

 足音は化粧室内を闊歩しているようで、地面を踏む足音が激しさを増す。

 それによって、便器内にある池のような水が、地面を踏む震動により僅かに波紋を広げてゆらゆらと波打つ。


 ズィィンッ! ズシィィィンッ!

 どんどんと近づいてくるお客様の足音。

 それは、塩木のいる個室前で鳴り止んだのだった。


 ――ズズゥゥゥンッ‼

「わ、私がいる個室を選ばれてしまった……か」


 ギギィィ……バタンッ!

 ドアが開く音。

 そしてすぐにドアの閉じる音が聞こえた後、塩木のいる天井を覆っていた天板が、機械音と共にゆっくりと開きだす。


 御使用される、お客様を迎えるために。


 ヴゥィィィンッ!

 また、力強くモーター音が鳴り始めた。

 これは、便座をヒーターで温めている音だ。

 お客様であるご淑女様が、少しでも快適に座って頂くための。


「ぅ……ぉぉ…………」


 眩く差し込む光りに痛む目をこらえ、便器の中から外を仰ぎ見る。

 そこには、強い逆光を浴びて佇む、山のように大きな影があった。


 無論これは人影。 今からここを御使用なさる、ご淑女様の人の影だ。


「ハァ~お腹が張ってる。 パーティーに出された食用小人が美味しかったから、つい食べすぎちゃった。 でもあの小人のサンドイッチはまた食べたいな……。 好きなタルタルソースをふんだんに使っててほんとやばかったし。 そうだ! いくつか部屋に持って帰って明日の朝食用に取っておこうっと」


 差し込む光りに目が慣れてきて、佇む人影が色付きだす。

 今や、使用者であらせられる女の姿が、塩木の目にはっきりと認識できるようになった。


「こんどのお客様はえらく若い娘だ……」


 年齢は二十代前半だろうか、おそらくまだ大学生ぐらいの娘だと当たりをつける塩木。

 そんな娘は、飴を舐っているのか、口をモゴモゴと動かし、また腹をさすっている。

 スゥ……ハァ……と深い吐息を吐いて。


「ハァ……お腹が張ってめちゃ痛いけど、まだ出そうにないなぁ……。 まあいいや、んーっ――ペッ!」


 娘は先程から舐っていた物を、口からおもむろに吐き出した。


 ……ドチャッ


「えッ⁉ な、なんだこれは……」


 便器の上に落とされ、陶器にこびり付いた物体。

 塩木は、一瞬これが何なのかが分からなかった。


 しかしすぐに理解する。

 ――これが “人” であると。


「ぅぁぁ……そんな……ウブッ! ――オエェェッ!」


 便器にこびりつく人間のあんまりな姿に、塩木は気持ち悪くなってしまい口から吐瀉物を撒き散らす。

 体中の水分がなくなり、ミイラみたくなった男の姿を見て。



 ……娘はずっと舐めていたのだった。

 男の腹部に噛んで大きな傷を付け、そこから溢れ出す、 “血” という甘い男の体液をチュウチュウと吸って。

 

 人の口は、密閉した真空状態になれば、信じられないほどの力の吸引力を生じさせる。

 そんな口の中で、舌の動きにも抗えない小さな男は当然逃れるはずもない。


 ただただ吸われ続けていたのだ。

 娘が味を感じなくなるまで。

 体がミイラのように痩せ細ってしまうまで……。


「ゼェ……ハァ……ゼェ……ハァ……ヒッ! ヒィィッ‼」


 何と惨い姿か。

 塩木は嘔吐して辛そうに呼吸をしながら、娘がした悍ましい行為に恐れ慄く。


 そんな塩木に一切視線を合わせる事無く、後ろを向き出す若い娘のお客様。

 そうした行為に塩木は、便器の中から巨大なショートパンツを穿いた巨尻を、見上げる形となった。


「ぉぁ? ……ぁ…ぁぁ…………」


 ここに来てから毎日と見ている光景なのに、圧倒されて言葉が出なくなる塩木。

 だが仕方が無いのかも知れない。


 この男性よりも大きく発達した臀部。

 むちむちとはち切れんばかりの臀部は谷間を作り、ショートパンツごと見事に食い込ませているのだ。

 そんな女の発達した尻に最大限まで伸ばされ、そして穿かれたショートパンツを見た塩木の目には、ありもしないのに悲鳴を上げて、拷問を受けているかのように見えていたのだから。


「んっ……」


 そんなショートパンツを緩やかにズリ下げ、次には下着を露わにさせてしまう。

 ……淡い紫色の下着を。


「ひッ……ぅ……ぁ……」


 塩木の真上でいそいそと行われている行為。

 巨大なお尻を自慢気に左右に振り、優美な物腰で下着すらも脱ぎだしていく。


 そして、とうとう姿をあらわしたのだった……。

 さんざんと拷問をしていた巨大なる生尻が、ブルリと打ち震わせて外気にさらして。


「……ぁぁ……すごい…………」


 なんとも陳腐な言葉だ。

 だけども、それ以上の言葉が出てこないのである。

 それほど、きつく谷間を作った娘の生尻は圧巻であったため。 言葉を失ってしまうほどの。


 ゴアァァァァッ!

 そんな生尻が、空気を切り裂きながらさっそく落ちてきた。

 轟々と唸りを上げて、遥か頭上から。


「オワァァァァッ‼」


 思わず悲鳴を上げる塩木。

 この光景は何度も目にしてきたはずだ。 ――だというのに、毎回潰されてしまうという想像をしてしまうのだ。


 彼の目には、とてつもなく巨大な隕石が、自分目掛けて落ちてきているように見えている。


 ズズゥゥゥンッ‼


 便器内に衝撃波を巻き起こすほどの音の圧力。

 天井一面には、どこを見ても尻、尻、尻。

 人間の肌色の生尻だけで覆い――蓋をしている。


 ギシィ……ミシ……ミシッ…………

 人間の娘に座られた便座からは、潰れてしまうかと思わされるほどの軋みを上げている。

 遠慮なしに体重をかけられて乗られているがゆえに。


「ぅあ……ぁ……ぁぁ…………」


 塩木はそんな惨状を見て圧迫されていた。

 天井一面を覆う娘の尻の――その存在感に。


 圧倒的重圧感。

 人間の……それも自分よりもかなり若い小娘の尻なのに、歯向かうなんて事すら考えさせられない。

 ただ便座に座ってそこにある。 たったそれだけでも、何もしていないのに平伏して、赦しを乞いたくなるほどだ。


 ギチ……ギギチ…………

 娘が太ももを少し広げたおかげで、便器の中に光りが差し込んできた。

 だからこそ、塩木の目には天を覆う娘の尻の様相が、色良く見えるようになってしまった。

 尻肉の谷間の中心にある、黒ずんだ肛門の穴の様相が……。


「ぅぁぅ……気持ち悪い……」


 思わず呟いてしまった言葉に、慌てて両手で口元を抑える。

 娘本人には聞こえていないだろうが、万が一聞かれて不快な思いをさせたら、自分の身がどうなるか分からないから。

 だがしかし、塩木が思わず呟いてしまうのも致し方がないのも確かである。


 何せ、目の前にあるそれは――人間が汚物を排泄する器官なのだから。


「んっ……ふっ…………んぅぅッ!」


 そんな穴が、娘の力強く息む声と共に膨らみ、盛り上がりをみせはじめだす。


「んはぁ……ハァ……ハァ…………」


 だけども、すぐに元の形に戻っていく。


「――ふッ! んぅぅッ!」


 もう一度娘は力強く息むと、また同じように肛門が膨らむ。


「す、するつもりだ……この娘はここで……」


 もう、何をやろうとしているのかは明白だった。

 塩木自身も当然の如く理解している。


 だから、だからこそ塩木は、これから襲いかかってくるであろう激臭に、鼻を摘まんで待ち構えていたのだが、


「あーやっぱり出ない……。 出しやすいようにせっかく “入れてる” のに、それでも浣腸用なの? まったくもう……」


 どうやら塩木のその行為は無駄だったみたいだ。


「よ、良かった、今は出せないみたいだな。 助かった……」


 娘本人が言うように、塩木が思う最悪な事象は起こりそうにはない。

 だからこそ安心してか、ホッと息を吐いて胸を撫でおろすのだが、その代わりに……。

 

 トプッ‼

 突として、巨大な水滴の塊りが零れ落ちる。


「うおッ……」


 ビチャッ! と真っ白な陶器に付着する水滴の塊。

 直ぐ様、想像も絶する勢いのある水流が、天を覆う肌色の隙間から滝の如く噴き出し始めた。


 ――ップシャァァァァァァッッ‼

「ああ……ぁぁ……なんて酷い…………」


 無論分かっている。 これが排尿――娘のお小水であると。

 だけども、あまりにあんまりな光景を見て、塩木は嘆いているのであった。


 ビチャチャチャッ‼ ビチャァァッ‼

 何しろ、娘が口から吐き出した、便器にこびり付いた男の “亡骸” の上に、尿の滝の雨を降らしているのだから。



 バチャバチャバチャ……

 この男も、自分と同じ……いや、娘とも同じ人間だったはずだ。

 だけどもその同じ人間であるはずの娘に、飴のように口の中で舐り吸われ、またガムみたく便器に吐き捨てられ――挙句、今は尿を浴びせられている……。


 どれほどの無念であるか。 死して尚、その体に冒涜の限りを尽くされて。

 弔う事すらされず、ただただ……。


 人に、人として扱われないという事は――これほどのものなのかと、塩木は改めて実感した。



 ジョボジョボジョボッ!

「ハァ……♪ んぅぅ♪」


 尚も出し続ける放尿。

 男の亡骸は、その放尿を受けてこびり付いた便器から剥がれ、ズルズルと流れ落とされてゆく。

 透明で綺麗であったはずの、尿で黄色く染まった深い溜池の中に。


 チョロチョロ……チョロ…………

「はぁ~♪」


 あんなに力強く出していたのが嘘のように、娘の排尿はすっかり勢いが無くなってきた。

 だというのに、そんな勢いが無くなった尿であっても、溜池に浮かぶ男の亡骸は波にさらわれ、クルクルと池の周囲を回る。


 それほどのちっぽけな存在なのである。 娘からすれば、この男や塩木なぞ、排尿だけで楽に制圧できるぐらいの。


 ……それからさほど時間が掛からずしばらくして、完全に尿の流れはおさまったのであった。


「んっ……んっ……」


 だが、なおも息んで出そうとしている娘。

 膀胱の内部に溜まってある尿を、最後の最後まで出し尽くすつもりなのだろう。


 ビュッ! ブシュッ‼

 そのおかげもあって、少量の尿が噴き出した。

 一回、二回……弱まりをみせて三回も。


 後は娘のマンコが形を変えてうねうね動くだけ。

 どうやら、本当に全てを出し切ったようだ。


「ふぅ~出た出た♪ ――さてっ」


 ピッ♪

「おわわッ!」


 何処からか、ボタンを押す電子音が鳴る。

 そんな音と同時に、塩木が乗っている棒状の板が伸びて、ガタガタと動き出す。


 ――娘が尿を出したばかりの、マンコの真下まで。


「ウッ……ウプッ…………」


 強烈に薫るアンモニアの臭い。

 娘のマンコのあらゆる箇所が、尿で濡れて汚れている。

 ただでさえ便器の中は尿の臭いが充満して臭いのに、その元凶であるマンコは、それ以上に濃い匂いを放ち臭かった。


「ぅぅ、臭い。 これを……今から私は掃除を……」


 ――そう、彼は今からこの娘のマンコを、綺麗にしなければならない。

 塩木が便器の中にある棒状の板…… “洗浄ノズル” の上に置かれた意味は、この為だけであるから。

 まさしくお客様である淑女の方々に、彼は “ビデ” という道具として使われているのだ。

 来る日も来る日も、この便器をお使いになされるご淑女様の、股間やお尻の洗浄道具として。


 ペチャ……チュプ……チュピ…………

 だからこそ塩木は、膝や手をついて座っていた体勢から立ち上がり、さっそく尿が噴射していた小さな穴を舐め始めたようだ。

 彼自信が、ここに置かれた自分の役目を認識しているがゆえ。


「んっ……❤」

 ヒクッ! ヒクヒクッ……


 小さな舌の感触が気持ち良いのか、膀胱の穴がヒクつく。

 それだけではない、マンコ全体が戦慄き、動いている。

 あげく、左右にパックリと広がっていたマンコのヒダが、塩木を包み込むように閉じだしてきた。


「……くっこの……」

 クチャァ……❤


 そんなヒダを、塩木はまた両手で開いて中にある膀胱の穴に舌を這わす。

 ペロペロと、精一杯舌を伸ばして。

②縮小奴隷日記外伝 ~仄暗い底の中から~ 塩木克久

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