貫通した角は彼女の腰椎も損傷させ、シオンは下半身の自由が利かなくなり戦闘続行が不可能になってしまった。 怪獣はシオンを頭にのせたまま立ち上がった。 そして頭を上下に振る。 まるでシオンが角から抜け落ちないように、更に深く角を食い込ませるために。 シオンは薄れゆく意識の中でこの窮地から脱しようともがくが、動かない下肢、がっしりと貫いた角、大量の出血・・・既に起死回生は不可能だった。 下腹部を中心に、重要器官が損傷を受ける。 下肢への動脈が破れ、さらに大量の血液が傷口から噴き出る。 「へぶっ!・・・でゅあああっ!!!・・・がふっ!!」 彼女の呻き声が、大量の血液と共に空から街へ降り注ぐ。 ピッピッピッピッピッピッ・・・・ピピピピピピ・・・・・・ カラータイマーが弱弱しく点滅し、ピコピコと甲高い警報音がなり続ける。