SamSuka
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一等星の家族

灯織は荒く火照った呼吸を整えようと必死になっていた。 だが不規則に全身を駆け巡る快感の躍動に、それも儘ならなかった。 「はあ・・はあ・・ま・・真乃・・少し・・休ませて・・」 灯織は声を絞り上げ、自身の下腹部に心地良く圧し掛かる愛妻にか細く乞うた。 「ん♡・・ちゅ・・ふふっ・・でもこっちはそんな事いってないよ?・・ね?めぐるちゃん♡」 真乃は夫の逞しい陰茎を自身の舌で優しく愛撫した。 そして悪戯っぽく浮かべた笑みをもう一人の伴侶へと注いだ。 「ん・・んく♡・・んーんん、いんい♡」 めぐるは真乃と同じく灯織の身体に自身の豊満な身を預け、灯織の亀頭を自身の小さな口で頬張ったまま答えた。 めぐるの声から与えられた微細な振動が、灯織の陰茎を更に刺激した。 「んひ!・・め、めぐる・・ちょっと・・もう・・」 灯織は不意の刺激に情けなく喘いだ。 その瞬間、灯織の身体にいつもの猛りが押し寄せて来た。 これまで何度も経験してはいたが、未だに名状し難い不思議な感覚。 子宮の辺りから熱い塊が押し上げてくる感覚。 それは即座に勢いよく灯織の陰茎内部を駆け巡った。 (あ・・くる!) 灯織が知覚するよりも早く、それは訪れた。 「んぃ!!♡」 灯織が悲鳴にも似た声を上げた瞬間、陰茎から大量の白濁液が噴き出した。 「ん・・ふわぁ!?」 「ほわっ・・ん・・♡」 びゅるりと小気味よく噴き出したそれは、灯織を熱心に愛していた二人の顔を直撃した。 最初は驚きを隠せない二人だったが、その後は止め処なく噴き出す灯織の白濁液をうっとりとした表情で受け止めた。 「あは♡今日も濃いよ・・灯織ぃ!」 「ほわ、いいにおい♡・・とてもあったかいよ・・灯・・あなた♡」 ふたりは恍惚とした表情のまま灯織の吐き出した熱い猛りを舌や指で掬い取り、それを丁寧に舐め取り始めた。 灯織は自身も絶頂に身を震わせながら、嘗てアイドルとして苦楽を共にした妻たちをとろんとした眼で眺めていた。 呼吸するたびに快感が小刻みに灯織の身体を揺らす。 欲望を吐き出した罪悪感と心地よい快楽に支配されながら、灯織はどこか上の空で思慮に耽っていた。 (わたしたち・・このままでいいのかな・・真乃、めぐる・・) 一年近く前、灯織たちイルミネは海外ロケのために機上の人となっていた。 初の海外遠征、一頻り機内ではしゃぎ疲れてすっかり眠ってしまっていた三人を待ち受けていたのは、絶叫マシンでも経験したことのない未曾有の急降下だった。突然の出来事に三人は恐怖のあまりに声も出せず、お互いの手をしっかりと握るくらいしか行動を起こせなかった。 急降下、悲鳴、轟音、怒号、ありとあらゆる現象が機内を包み込んだ。 そんな絶望に満ちた状況下、自身がこれからどうなるかなど灯織にとって自明の理だった。 薄れゆく意識を辛うじて保ちつつ、灯織はせめてもと親友の手だけは離さぬようしっかりと握り続けていた。 同じだけの力で握り返される両手。 灯織はその想いを意識と身体にしっかりと括り付けるように、ゆっくりと空と意識と共に落ちていった。 「灯織ー、きょうもいっぱい出たねー♡」 絶頂の余韻に浸っていた灯織の物思いを妨げる様に元気な声が響いた。 灯織はその声にのそりと頭を持ち上げた。 そこにはいつもと変わらず明るく微笑むめぐるの顔が有った。 めぐるは灯織の陰茎から吐き出された精液を自身の顔に指でゆっくりと塗り拡げ、そのままうっとりとした眼で灯織を見つめた。 「ほわ・・あったかくて・・濃いね♡」 その傍らには同じ恍惚とした表情で灯織の精液に舌を這わせる真乃が居た。 ぴちゃり、ぬちゃり 二匹の淫靡な獣が艶めかしい音を立てて欲望を貪る。 産まれたままの姿に浅黒い肌、そして全身に刻み込まれた幾何学模様の刺青。 その肢体を灯織の吐き出した精液が、妻たちの艶やかさを増すように彩っていた。 その姿に灯織は思わずごくりと嚥下した。 「あは♡灯織!まだまだイケるね!さすがは戦士だねー♡」 めぐるが嬉しそうに声を上げた。 灯織がその声に眼を遣ると、先刻までぐったりとしていた自身の陰茎が再び逞しく隆起していた。 「ほわっ♡灯織ちゃん・・今夜もがんばって♡」 真乃も瞳に光を灯しながら、嬉しそうに灯織を見つめた。 灯織は成す術も無く、再び快楽の波へと攫われていった。 運命のあの日。 灯織は全身を覆う鈍痛に眼を覚ました。 レッスン、学校、挨拶周り、コンサート、移動疲れ。 灯織の脳裏に疲れの原因候補が列挙されていく。 どれも当てはまらない独特の痛みに、灯織の意識は徐々に覚醒していく。 そして眠りに就く寸前の記憶と今置かれている状況の把握に意識が向くと、灯織ははっと目を開けた。 そこは全く見知らぬ景色だった。 柱となる木を太い蔦で格子状に編み上げた隙間だらけの壁、 大ぶりの葉を幾重にも重ねただけの簡素な屋根。 切り出しの木材を平坦に並べただけの床。 灯織はそこへ寝かされていた。 じりじりと肌を焦がすような熱気を帯びた風が灯織の肌を撫でる。 嗅いだ事のない香料の匂い。 聞き慣れない虫や鳥の鳴き声。 風と共に様々な情報が灯織の脳内を満たした。 (・・私・・生きてる・・の・・?) 未だ微睡みの抜けない頭を凝らしつつ、灯織は自身の髪を何気なくかき上げた。 (・・え?) その時、視界の傍らに異質なモノが映った。 髪をかき上げた自身の腕と手。 何かが妙だった。 灯織は微睡みを振り払いつつ、自身の腕をもう一度しっかりと確認した。 「・・な・・なに・・これ・・」 熱帯性の気候要因ではない、厭な汗が灯織の皮膚という皮膚から噴き出した。 灯織の腕にはびっしりと、謎の紋様が描かれていた。 灯織は咄嗟に自身の腕を指でごしごしと擦った。 それは擦り落とされるどころか、じんわりと赤みを帯びて灯織に痛みを齎した。 灯織は取り乱しながら飛び起き、己の全身を確認した。 一糸まとわぬ灯織の全身は、同様の紋様で満たされていた。 そこで灯織は兼ねてからの鈍痛を否応なしに理解することとなった。 「・・うそ・・え?・・夢・・なに・・?」 目の当たりにした現実に、灯織の歯ががちがちと小刻みに震えた。 これは夢だ。 違う。 どうしてこんなことに。 あの事故からどうして。 灯織の思考がぐるぐると行き場を失くし、無作為に脳内を駆け巡った。 理解が追い付かない。 何故こんなところで裸に。 そしてこの紋様は。 真乃とめぐるは。 灯織は大切な事を思い出した。 「真乃!めぐる!」 咄嗟に灯織は親友の名を呼び辺りを見渡した。 すると少し離れた場所に見慣れた姿が二つ見て取れた。 そこには真乃とめぐるが灯織同樣、床に寝かされたまま静かな眠りに就いていた。 「あ・・よかった・・」 灯織は二人の生存に安堵しじわりと涙を浮かべた。しかし二人にも灯織と同じ紋様が全身に刻まれている様を見て取り、素直に喜べない複雑な気持ちになった。 ともあれ最悪の事態は回避できた。 一先ず灯織はその喜びを二人と分かち合おうと、二人を揺り起すために立ち上がろうとした。 (え・・?) その時、灯織の身を経験した事の無い違和感が襲った。 内股に何かが触れた。 同時に何かで内股に触れた。 在りえない二つの感覚に灯織は戸惑い、立ち上がりかけた身体をよろめかせその場に倒れ込んだ。 「痛っ!」 不意の痛みを堪えながら、灯織はよろよろと立ち上がろうとした。 すると再度内股の違和感が灯織を襲った。 謎の感覚にぞくりとしながら、灯織はおそるおそる自身の身体を確認した。 「・・え?・・え?・・」 灯織は先刻にも増して言葉を失った。 (腕がもう一本ある。) そう誤認してしまうような光景がそこにはあった。 「うそ・・これって・・男の・・ひとの・・?」 そこには灯織の秘所からそそり立つ、灯織の手首ほどはあろうかという浅黒く逞しい陰茎が存在した。 脳が存在を知覚できずにいた。 灯織はおそるおそる震える指先で、それにゆっくりと触れてみた。 「んぅ!!」 指先が触れた途端、灯織の身体に快感の電流が走った。 咄嗟に指を離したが、それは脈打つようにぐんぐんと大きくなっていった。 灯織はおそろしくなり、早く取り払ってしまおうと咄嗟にそれを両手で摑んだ。 「んぎぃ!!」 先ほどとは比べ物にならない程の快感が灯織を貫いた。 直後、灯織は電撃を受けたかのように仰け反った。 灯織に握られたそれは、すっかり岩のように固くなっていた。 灯織はすっかり取り乱してしまい、己の目的を失念し本能と快感の濁流に流された。 (なにこれ、やめたい、でももっと、いやだ、ほしい) 灯織は口からだらだらと涎を垂らし、僅かな理性で抗おうと必死になった。しかし両手は謎の上下運動を止められないでいた。 それを扱くたび、快感が得られる。 学習したでもなく、灯織は本能でそれを理解していた。 仰け反ったまま、灯織はより快感を得ようと上下運動を加速させていった。 延々と続くかに見えた快感の波。 然し終わりはすぐに訪れた。 灯織は何か得体の知れないモノが自分の奥底から競り上がって来るのを新たに感じた。 排尿に似た感覚。 何かが出る。 それを出すともっと快感が得られる。 何かは分からないが、何故かそれだけは分かった。 理性などすっかり洗い流され、灯織は只管快感を得るためだけに仰け反りながら腰を振り続けた。 やがてぐんぐんとそれは登ってきた。 出る 出る 出る 灯織は壊れた機械のように、その目的にむかって暴走した。 「あぎぃぃぃぃ♡!!!」 灯織が獣のような悲鳴を上げると、陰茎から大量の白濁液が噴き出した。 灯織は白目を剥きながら一気に与えられた快感に身を浸し、がくがくと腰を振りながら痙攣した。 噴き出した大量の白濁液は空を舞い、傍らに寝ていた真乃とめぐるにぱたぱたと降り注いだ。 「んう?・・んん・・ふああ・・」 「うん・・ん・・?」 気絶しそうな絶頂の余韻が灯織の身体を満たしている中、馴染み深い親友の声が耳に届いた。 その声に灯織はたちまち現実に引き戻された。 名残惜しい快楽の余韻を振り解き、灯織は朦朧とした意識で未だ敏感な身体をわずかに擡げた。 そこには灯織が切に欲していた二人の元気そうな姿があった。 しかし灯織の視界に入ったその光景は、些か望んだ再会の姿とは大きくかけ離れていた。 二人とも上半身を起こし、きょとんとした表情で灯織を無言で見つめていた。 「ま・・真乃、めぐる・・」 素直に再会を喜び、感極まりそうになった灯織だったが、二人の全身に浴びせられた艶やかな液体を視た途端、瞬時に我に返った。 二の句に詰まった灯織を更に追い込んだのは、二人の視線だった。 それは灯織と眼を合わせた後、二人してやや下方にくぎ付けになっている。 それに気が付いた灯織は、更に混乱した。 「!・・あ!・・いや・・真乃!めぐる!これ・・ちがうの・・!」 灯織の脳は自身の弁明と共に、沸騰しそうなほどの熱を帯びた。 途端に視界が暗くなる。 灯織は意識の淵に逃げ込むように、その場に倒れ込んだ。 「灯織ちゃん!」 「灯織ー!だいじょうぶ!?」 遠くで聞こえる灯織を心配する友たちの声をよそに、灯織は暗い意識の闇へと滑り落ちていった。 「ねえ真乃、めぐる・・私たち・・その・・」 陰茎を二人に弄ばれたまま、灯織は未だ心に燻る蟠りを吐露しようとした。 「んぅ!」 不意に灯織の口がめぐるの手で塞がれ、灯織の言葉は遮られた。 「もー灯織!まだそんな事いってんの?」 めぐるは些か不機嫌そうな表情で頬を膨らませた。 「たしかに事故やこの身体とか、アイドルの事とか色々あったけど、でもわたしは今とっても幸せだよ!灯織は違うの?」 めぐるはまっすぐな瞳で灯織に自身の想いをぶつけた。 灯織はめぐるの不意打ちを受け、言葉を呑み込んでしまった。 「え?・・ん・・わ、私も・・二人と一緒になれて・・しあわせ・・だよ・・」 灯織は紅潮しながら伏し目がちに小声で漏らした。 「ふふ・・私も幸せだよ♡」 それに応えるかのように、横から真乃が同調しながら微笑んだ。 「アイドルを続けられなくなったり島から出る事が出来なくなったけど、優しい部族のみんなに受け入れて貰えて、こうやって灯織ちゃんやめぐるちゃんと本当の家族になれたんだもん。それだけでとっても幸せだよ♡」 真乃は愛おしそうに自分の大きく膨らんだ腹部を撫でた。 「真乃のほうはすっかり大きくなったねー。わたしはまだまだかな。これからが楽しみ!ね!あ・な・た♡」 めぐるも自身の膨らみかけた腹部を撫でながら微笑み、灯織にウィンクした。 「ふふ♡・・私も楽しみ。ね?あ・な・た♡」 真乃もはにかみながら、愛する夫に愛おしげな視線を向けた。 「もう・・ふたりとも・・」 灯織はじんわりと心が暖かくなるのを感じ、自然と笑みが零れた。 「ほわっ・・灯織ちゃん、まだまだ元気だね♡」 「灯織おとうさん、まだまだヤル気ですねー♡」 二人の言葉に疑問を感じ視線の先を見ると、自身の陰茎がいつの間に再び隆起していた。 「あ!・・いや!、これは!」 慌てて陰部を抑え隠そうとする灯織だったが、二人はすっかり慣れた手つきであっさりと灯織を制した。そして復活した灯織のシンボルを再び舌で愛撫しはじめた。 「んひっ♡」 新たな刺激に灯織が情けない声を上げる姿をよそに、 真乃とめぐるはいつもの共同奉仕へと戻っていた。 「そういえばこの子が生えた理由、長老も呪術師のじいちゃんもわからないらしいねー」 「うん・・でも灯織ちゃんから生えてきた子だもん。そのおかげで私たち家族になれたんだし。そんな事どうでもいいんじゃないかな。ね?めぐるちゃん♡」 「それもそうだねー!ヒーちゃんに感謝感謝!」 「ヒーちゃん?」 「うん!灯織のピーちゃん、あわせてヒーちゃん!」 「ほわぁ・・ヒーちゃん・・可愛い♡」 「今日もよろしくね!ヒーちゃん♡」 「ちょっ・・もう・・ふたりとも・・♡」

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