もう二ヶ月ほど前にもなりますが、マシュマロにこんなメッセージが届きました。
基本的にポータン周りの設定は本編と私家版で語ったこと以外は特に決めてはいないのですが、ぼんやりとポータンの過去の同僚…魔王軍四天王の設定を考えてみました。
■四天王最不健康のR
四天王筆頭にして魔王軍の中核を担う大将軍。常人を遥かに凌ぐ巨躯を誇るが、その体格に見合った武力と度量を兼ね備えており、若い頃から軍才を発揮し続けた。今や主君である魔王に最も近い存在であり、「小魔王」の異名で呼ばれ周囲からは敬されている。
が、40代中頃から急速に健康状態が悪化。肝臓の不調を始めとして通風、腰痛、低気圧性頭痛、虫歯、鼻中隔湾曲症、水虫、逆流性食道炎などなど、数々の病魔に見舞われるようになった。
一時は政敵による毒か呪術の影響かとも言われたが、医者が下した結論は「若い頃に無茶しすぎた反動」とのことであった。
そのため現在は多少反省して、週に一度は休肝日を設け、月に一度は野菜も摂るようにしている。
■四天王最弱のP
四天王の頭脳担当。父親は魔王国の役人を務めていたが、幼い頃から親顔負けの知力を発揮。子煩悩な父親の強引な推薦もあり、若くして魔王軍四天王に抜擢されるに至る。事情を知るものからはコネ人事の極みと評されている。
とはいえ、政務家としての能力は本物で、軍事・外構・内政の各方面で魔王を補佐する、半ば宰相のような立場を得ることになる。最近は属人性を廃した新しい軍事体制を整えるために人族達とも頻繁に交渉を重ねているらしい。
尚、あくまで官僚のため本人の戦闘力はサッパリ。宮廷で飼っているペットのチンチラウサギ二匹が反旗を翻した際には鎮圧すべく死闘を繰り広げ、最終的に引き分けに終わったエピソードが知られている。ちなみにその戦いの間、他の四天王達は眺めるだけで誰も助けてくれなかった。
■四天王最馬鹿のB
魔族の中でも有力門閥の一族の出。
かの一族は文武両道を旨としており幼い頃から子供の教育に力を入れているが、Bの武術センスはそんな一族の中でも傑出しており、将軍としての将来を嘱望されていた。
ただし、知力の方は控えめに言って並以下であり、一族の専門教育にとてもついていけなかった。しかし「文武両道」を誇る家柄である以上、馬鹿と呼ばれるようではメンツが保てない。というわけで彼女は知的な雰囲気を出すことに僅かな知力の全てを費やすことで何とかおバカキャラ扱いされずに済んでいる。眼鏡は勿論伊達眼鏡だ。
かくして何とか四天王および将軍の座につくことはできたが、本人は書類の見方もよくわからないのが現状である。かといって今更周囲に尋ねたりブレーンを雇ったりすることは彼女のプライドに反するらしく、その結果として書類はほぼほぼ放置状態。必然的に彼女の軍団は機能不全に陥っているのだが、彼女一人の武力で大抵の事案は方が着くので問題ないのだという。
■四天王最人見知りのD
魔王国でも最高峰の魔術師であり、特に味方を強化する補助魔術にかけては右に出るものが居ないと言われる。しかも、魔術とは通常は師匠に師事して術を磨くものだが、彼はほぼ独学で最上級の魔術の数々を身につけたという極めて稀な例である。
しかし、部下に魔術を掛けたときに「勝手にバフ使ってきて気持ち悪い」とか思われたらどうしようという恐れを常に抱いており、中々術を使うことが出来ないでいる。かといって部下相手に事前に許可を取るのもなんか違うよなと悩んでいる。
部下たちが話しかけてくれないので寂しいが、自分から話しかけるのは恥ずかしいし、いざ話しかけられても話題がないので話が続かない。若い連中は共通の趣味を楽しそうに語り合っててずるいと日々思っている。
一時は若者と打ち解けるために流行りの詩歌を積極的に聞いたりもしていたが、いまいち良さがわからなかったので結局やめた。
■四天王最親不孝のX
魔王軍の遠距離攻撃部隊を総括する将軍であり、本人も凄腕の狙撃手。
元々は平凡な中流家庭の出身であったが、若い頃は親のへそくりをこっそり盗んでは賭け事に費やす荒れた日々を送っていた。しかし、一介のちんぴらに過ぎない当時のXが裏社会の悪意に勝てるはずもなく、やがて賭博詐欺師の罠に引っ掛かり、生涯かけても返せないほどの借金を負うに至ってしまう。もはやここ死ぬか、さもなくば一生奴隷として生きていくしか選択肢はないと思われたが、両親が身代わりに己の身を奴隷として差し出すと申し出、X自身は九死に一生を得る。
この両親の文字通り捨て身の献身にはXも流石に心を打たれたらしく、奴隷に身を落とした両親を買い戻すために傭兵として稼いでいくことを決意。手柄を立てるために激戦区を転戦する毎日であったが、その過程で類まれなる火器の腕前と指揮能力を開花させるようになる。
その後、Rの推薦により四天王に抜擢されると、その手付金を片手に両親を買い戻すために奴隷商の元へ直行。しかしその時すでに親はこの世に居なかった。遺言は「私達のことは気にせず自由に生きろ」であった。
ちなみに彼が若い頃使い込んでいた「へそくり」は、Xを将来大学に送る学費のために親がコツコツ積み立てていたものであったという。
ハサミ
2024-05-07 13:29:53 +0000 UTCグレゴリウス山田/ヤマーーダ
2024-02-12 12:43:32 +0000 UTCめぐみ
2024-02-04 07:42:32 +0000 UTC