ちょっと前の2025年2月、模型等で有名な玩具メーカーのコトブキヤよりゼニスガールというプラモデル商品が発表されました。
※該当ツイート
フロントミッションという、かつて存在したメカカスタマイズゲームがありまして。それに登場するメカ(ヴァンツァー)の一つであり同シリーズの看板機である「ゼニス」という機体がありまして、そいつが女体化プラモ化されたというわけです。
※ゲーム中のゼニス
※ストラクチャーアーツ(プラモ)のゼニス
なんというか、海外の安い外注に投げてゴミみたいなリメイクを作らせる割にはプラモ等のグッズ化には妙な執念すら見えたりと、スクエニはフロントミッションというIPをどうしたいのかいまいちよくわかりませんね。
それはそれとしてヴァンツァーの擬人化たるゼニスガール。皆様いかが思われますか。メカ少女とか美プラ的な文脈を踏まえたキャラクターデザインとでも言うのでしょうか。露出度高めの女性の体と無機物の象徴たるメカを組合せることで生まれる魅力という概念は当方もわかります。ただ、個人的にはこの手のデザインラインには、昔からいまいちピンと来ない状態が続いておりました。なんかこう方向性が平成に留まってるというか、着せられている感を抱いておりました。まあ、個人の好みと言われればそれまでです。さりながら、たかが好みされど好み、とも申します。
そこで今日は、メカと少女のデザインを考察し、それを踏まえて自分にとってのゼニスガールを探っていきたいと思います。
ところで、デザインの検討を行うにあたっては、特定のモデルを設定したほうが衣装同士の比較が容易になると思われます。
そこで本記事では近畿霊務局にお勤めの白石女史をたたき台としてキャスティングしたいと思います。
魅力的なメカ少女(あるいはそれに類似する概念)とはどのようなものか。手っ取り早く答えを探るべく、売れてそうな作品を見ていきましょう。
まずは艦これより吹雪氏。
ご存知、この世に数多ある擬人化コンテンツの筆頭格とも言える作品です。軍艦の擬人化であり、元ネタたる艦の意匠も多分に再現しているわけですから、まあこれもメカ少女の親戚とくらいは申せるのではないでしょうか。
でも、まあ、これ、セーラー服ですよね。デザインの基調は98%くらいセーラー服ですよね。白石氏にコスプレさせてもほぼ変化ありません。なんか体の一部に金属部品がついてますけど、まあ誤差ですよね。二次創作ではオミットされるだろうという確信があります。
次の作品はストライクウィッチーズより宮藤芳佳氏。
フレーズがネットミームになったくらいですので、やはり著名な作品と言えるでしょう。この作品の少女達。戦闘機そのものの擬人化というよりは、実在のパイロットをモチーフにしたりしなかったりする少女キャラに、実在の戦闘機をモチーフにしたメカを装備するという、若干ややこしいフォーマットらしいのですが、外見で言えばやはりこれもメカ少女もしくはその親戚と申せましょう。
でもまあ、キャラデザを一言で言えば、セーラー服とスクール水着ですよね。作中の設定的には何らかの屁理屈が唱えられるのかもしれませんが、少なくともこの画像は98%くらいの割合で「酔っ払ってスカートをどこかに置いてきた白石女史」と判別されましょう。
ついでにもう2例ほど。
メカとか擬人化とかのソシャゲで売れてそうな作品を検索して、引っかかったものをピックアップします。
アズールレーンよりベルファスト女史とアリス・ギア・アイギスより兼志谷シタラ女史です。
私でも見かけたり聞いたりしたことがある作品なので有名と判断して良いでしょう。
※後で知ったのですが、兼志谷女史のキャラデザはストライクウィッチーズと同じ島田氏だったようで、そう考えるとサンプルの選出にちょっと偏りがあったかもしれません。
これらの作品が多くのユーザーに受け入れられたという事実から、一つの法則が導き出されます。要するに、人類はメカよりも女の子の方が好きなわけです。メカ少女と言ったところで、主はあくまで女の子であってメカ要素は従の存在に過ぎない。
艦これの吹雪はほぼセーラー服。ストライクウィッテイーズは足にメカ要素があるものの、おおよそセーラ服とスクール水着。
アズールレーンの場合はメカ要素はほぼ外付けパーツ扱いで、本体はメイド服の範疇。アリス・ギア・アイギスの兼志谷女史は前者三名に比べるとメカ要素多めですが、こちらもやはり多くは外部パーツであり、本体に目を向けるとメカの方向性はストライクウィッチーズの亜種みたいなものと見なせましょう。
彼女たちのデザインにおいてメカ要素はふりかけみたいなもので、根本のごはんにあたる部分はやはり女の子と見なせます。で、本質が女の子である以上、「女の子として」映えるファッションの方が嬉しいわけで、それが何なのかというと、セーラー服なわけです。
や、別にセーラ服でなくても、リクルートスーツとか巫女服とかメイド服とか白衣とか甲冑とか、まあ別に体操服でも水着でも全裸でもあるいは特定の名称の付いていないコーデでも何でもいいのですが、要するに既に世間に受け入れられ完成されているデザインの訴求力は、メカ少女の分野においても変わらないと申せます。
そこで本稿では、とりあえず「メカ要素云々は抜きにして、そりゃ女の子がこういう格好したら嬉しいよね」という度合いをファッション性と呼称することにします。
で、上述した4つの作品を改めて見てみますと、キャラクター達はファッション性の高い衣装をベースにし、メカ要素はそのファッション性を阻害しない形で配されていると表現することができます。もちろん作品によって程度の度合いは異なりますが、昨今のトレンドにおいて、メカ要素はあくまでオプションパーツだとするデザインがナウいと申せますでしょう。
一方で、冒頭で挙げたコトブキヤのゼニスガールはどうでしょうか。彼女の場合、メカ要素を主とし、そのために女の子としてのファッション性は犠牲にしていると判断できます。露出部分の多さは、メカと肌のギャップによる魅力という側面もあるでしょうが、犠牲になったファッション性を穴埋めするための存在とも解釈できるのではないでしょうか。
※「うれしい」という意味では肌の露出はファッション性が高いとも解釈できますが、本稿ではファッションとしての嬉しさとはちょっと違うよなあという解釈を摂ります。
どうやら、私が美プラ系のメカ少女に抱いていた方向性の違いは、この辺が根っこにありそうです。
では、ファッション性を重視しながらゼニスをメカ少女として落とし込んでいくとどうなるでしょうか。
ファッション性とメカの関係を探るため、まずは体の様々な部位をメカ化してファッション性がどの程度維持されるかを見ていくことにしましょう。
腕ゼニス
頭ゼニス
足ゼニス
胴ゼニス
いかがだったでしょうか。おおよそどれもいまいちパッとしないデザインにも見えますが、その中にもマシなものと駄目なものがあるように見えるのではないでしょうか。
これらの実験に加え、本稿では独自にインターネッツを検索して様々なメカ少女的イラストをサンプリング、調査を行いました。
色々面倒なので調査したイラスト群の掲載はできませんが、これらの調査を経てある程度の法則性が見えてきました。ざっくりいうと、メカ化によるファッション性への影響は、体の部位によって差があるよねという、当たり前の事実です。
その当たり前な影響の差をまとめたのが下図です。
あくまで一般的な傾向なので例外はいくらでもあるでしょうが、そこは無視して話を進めますと、おおよそ体の中央ほどファッション性のコアとなる部位が多く、逆に手先足先の方はファッション性への影響が少ない。
ちょっと議論を要するのが肩です。肩はサイズや形状にもよりますが、意外と影響は侮れない。ファンタジー世界の女騎士も、最近はゴツい肩鎧を控える傾向にあります。ほれ見なさい、ラングリッサーだってリメイク版では肩鎧は大幅に縮小されているではありませんか。
※ソシャゲ版はまた別らしい
そして、例によって部位によるファッション性への影響度の差を、白石女史の実例でもって示すとこうなります。
いかがでしょうか。メカ要素の面積は大差なくても、本来の服飾の魅力がどの程度残されているかには大きな差があるのが見て取れるのではないでしょうか。やはり、手足の先はメカ化してもファッション性は維持されやすい一方、顔面や胴、肩などをメカ化するとファッション性は大いに失われる傾向があるようです。ストライクウィッチーズやアリス・ギア・アイギスがメカ要素を足先に装備しているのも同様の理屈でしょう。
この理論によって、女子キャラとしてのファッション性を維持したまま、可能な限りメカ要素もいれるとなるとどうなるでしょうか。上手を参考に、ファッション性への影響の低い部位を選んで実装する…おそらくこんな感じのが最適解と言えるのではないでしょうか。
※白石ガールV1
上の例でもあったように、まずは手足の先端を多めにメカ化し、それ以外の箇所についてはファッション性への影響を鑑みて部分的にメカかする。ひとまずこれを便宜上、白石版ゼニスガールV1…略して白石ガールV1と呼ぶことにしましょう。
さて、果たしてこれが真のゼニス・ガールなのでしょうか。そうだ、と首肯するにはちょっと足りない。…いや、ちょっとじゃないわ全然足りてないなこれ。そもそも、これのどこがゼニスやねんって話です。
前章では女の子のファッション性を維持しつつメカ要素を導入しましたが、どうやら肝心な「ゼニスを表現する」という側面を見落としてしまっていたようです。これはうっかりというものです。
では、改めてゼニスを表現するという課題に向き合うにあたって、ゼニスを構成する要素を再確認してみましょう。
ゼニスのデザインは媒体によって割とコロコロ変わってるんですが、今回は立体化されたストラクチャーアーツのものを一応のベースに考えていきます。冒頭で載っけた写真のやつですね。
で、このゼニス。いかにもヴァンツァー然とした体型ですが、デザイン上の特徴となるとどうでしょうか。ラグビーボールのような丸い頭部、せり上がった胴と肩の接続部(本稿ではショルダーパッドと呼称)、あとは五角形の大振りな肩パーツあたりが挙げられましょう。
となると、ゼニス感を出すにはこれらの要素を盛り込むことが必要条件となりそうです。では、早速これを白石女史で試してみましょう。
全体として、コトブキヤガールのマイナス差分といった塩梅ですが、どうでしょうか。
この図ではデフォルメのお陰で軽減されてはいるのですが、それでも肩の異物感が個人的にはどうにも引っかかります。令和のデザインというよりは、バブル期の肩パッドの親玉とでも呼んだほうが良さそうな逆三角のシルエット。以前よりもゼニスと言い張ることは可能になったとは思いますが、このデザインではガチャは回りそうにありませんし、二次創作では肩パーツはオミットされるでしょう。
前述した通り、肩の要素はファッション性への侵襲度が高い。今回の事例でも、無駄に存在感を放つ肩パーツは、デザイン全体のニュアンスをバブル肩に引っ張っています。
何度考えても、ゼニスの肩は女子のキャラデザとは致命的に相性が宜しくないように思えます。や、大きな肩パーツの女子キャラ自体はないわけではないのですよ。昔ながらの肩鎧をした女騎士もまだ絶滅には至っておりません。ただ、横長でやや上方に尖ったゼニス肩の形状は、女子に着せることを想定していないわけです。実際、今回様々な女子キャラのデザインを調査した範囲でも、球状、レンズ状、和甲冑の大袖のごとき板状とかの肩パーツを装着している女子キャラはそこそこ見かけたんですが、ゼニス肩の方向性のキャラはほぼ皆無…それこそガンダム擬人化とかそういう文脈くらいでしか発見できませんでした。
かといって、上述の諸以外の要素でゼニスを表現するというのも容易ではありません。
ゼニスに限らずフロントミッションにおけるヴァンツァーには固定されたカラーリングというものがありません。特定のパイロットの機体とか特定の部隊とかに限ればある程度カラーリング等がなされることもありますが、ゼニスという機種そのものの色というわけではない。マークやエンブレムのような意匠によるキャラ付けも無い。機種に紐づけられた武具とか、「赤く塗ってツノつければとりあえず特定の機体モチーフと言い張れる」みたいな定型句とか、そういったものがなーんもない。この状況でゼニス度を上げるとなると、可能な限りゼニスの形状を再現するくらいしか方法がないわけです。
根本的な話をしちゃうと、ヴァンツァーって擬人化にすごく向いてない題材なんですよ。そもそも元ネタの時点で人型で中途半端に形状が似通ってるからモチーフの換骨奪胎の自由度は低いし、かとしって元ネタのシルエットはもっさりメカとしては魅力的でも女子キャラとしてのファッション性とはちっとも相容れない。
しかし、だからといって諦めていい理由にはなりません。
我々は白石女史を真のゼニスガールにすると誓ったのです。誓った以上、ゼニスガールの道を模索せねばならないのです。
改めて状況を整理しましょう。現在の目標は
・女性キャラとしてのファッション性を可能な限り保つ
・ゼニス度を可能な限り確保する
この2つです。そして、後者を表現するためには可能な限りゼニスの形状を取り込む必要があり、そうなると肩のような鬼門パーツも外すわけにはいかない。でも肩を付けるとダサくなる。となると結局、現状の路線ではゼニス感とファッション性の両立は困難なように思えます。
そこで、一度インターネットに目を向けてみましょう。pixivでも、あるいは何かよくわからない海外のサービスでもいいのですが、この世の絵描き達の中には、少女とメカとのバランスを取ろうとしている人たちが結構居ます。そんな彼らはどのようにいしてメカと少女の調和を取ろうとしているのでしょうか。
以下の例は雑多なインターネットの集合知であり特定の版権と結びついているわけではないので個別の参照元は挙げませんが、彼らのアプローチを抽象化して確認してみましょう。
例えば。
メカ化する部位を腕に絞り、その分、腕のゴツさを強調する。メカと少女の対比を強調しつつも、ファッション性への影響を最小限にするアプローチとして参考にできそうです。
例えば。
腕に直接メカ腕を装着するのではなく、外部腕として配置する。最大の懸念だった「肩」を実装しつつもファッション性を維持するアプローチとして参考にできそうです。
例えば。
メカの下半身部分を大型化し、上半身部分は背後に配置する。「装着」というよりは「搭乗」に近い関係となり、メカ要素はただのアクセサリーではなく巨大な人型ロボットがモチーフなのだと明示するアプローチとして参考にできそうです。
こういった諸々のアプローチを踏まえて再度考えてみると、なにやら見えてくるのではないでしょうか。光明が。真のゼニスガールに至る道が。
どうでしょうか、皆様にはわかるでしょうか? 私にははっきりと見えています。すべての条件を満たした真のゼニスガール…白石ガールV2が!
どうでしょうか。
これ以上ないくらいにセーラー! これ以上ないくらいにゼニス!両者は全く両立している!これこそが真のゼニスガールと申せましょう!V2!
……本当か? 本当にこれが答えか?
や、個人的には別にこれでいいとは思うんですけどね。これはこれで一つの答えではあるんですけど、やっぱり世俗的なメカ少女像からすると何かが欠けているような気がします。例えばコトブキヤのゼニスガールと白石ガールV2を比べてみるとどうでしょうか。
そう、これじゃ「メカ少女」というよりは「メカと少女」ですわな。極端な話、女子がヴァンツァーに普通に搭乗してるだけであって、擬人化でもなんでもないじゃん。
となると足りないのは何か。強いて言葉にすれば、人とメカとの融合度とでも申しましょうか。
擬人化だとかメカ少女と言い張るのであれば、メカ要素はキャラクターのファッション・デザインの中に取り込むべきであり、あまり分離しすぎるのも良くないという理屈もわからなくもありません。
せっかく一応の完成を見た白石ガールV2を取り下げるのは勿体ないですが、改めて融合度の点を検討してみましょう。
改めて言うまでもないことですが、メカ要素を外部パーツ扱いにすると融合度は下がりますし、服飾の一部として取り入れると融合度は上がります。そう考えると、コトブキヤのゼニスガールとか、最初の方で提示した白石ガールV1あたりはまだ融合度が高い方だと申せましょう。
とはいえ、例えば白石女史の例でいれば、融合度を高めてゼニス感を表現しようとすると、セーラー服というファッション性の中枢を侵さざるを得なくなってしまいます。つまり、ある程度以上になると、ファッション性と融合性はトレードオフの関係になると言えます。
この辺の要件を改めてまとめますと…
・女子キャラとしてのファッション性を可能な限り維持
・最低ラインのゼニス感(元ネタ感)の確保
・擬人化と言い張れる程度には本体と機体が融合している
という感じになります。後出しでどんどん課題が増えてきました。「ファッション性」「ゼニス感」「融合度」の3つ。これらすべての条件を満たすいい感じのデザインを見つけるのが本稿の最終的なゴールになるわけですが、正直なところ、難しい。
何度も語ってきましたが、ゼニス感と融合度の2つがファッション性と競合しているわけですよ。これをいい感じに調整するのは難しい。
冒頭の方で挙げた有名作品…特に艦これやアズールレーンなんかでは、メカ要素をオプションパーツ扱いにして融合度を無視することでファッション性を維持していました。コトブキヤガールはファッション性を犠牲にゼニス感と融合度を選択しました。先人の作例でも、3要素のうち2つまではまだ両立できるんですよ。しかし、3つ目まで満たそうとすると三雄鼎立せずといった様相を呈してきます。
現地点から振り返ってみますと、3つ全てを選べぬ以上、コトブキヤの選択もむべなるかなという感じですね。コトブキヤゼニスガールへの異論が出発点だったはずなのに、一通り理屈をこねくりまわした結果、コトブキヤガールへの理解度というか共感度が高まるという妙な結果になっております。車輪の再発明こそが人生なのかもしれません。
デザインの話に戻りましょう。ファッション性、ゼニス感、融合度の3要素を調和させるとなると、やっぱり問題になってくるのが肩です。
つけるとどうしてもデザインが尖ってくる。が、なくしたらなくしたでゼニス感がなくなる上に、別の問題も浮かび上がってくる。
ゼニス感の重要な要素の一つに胴と腕のつなぎ目たるショルダーバッドがあることは前述しましたが、この肩を無くすと今度はこのショルダーパッドが悪目立ちする。ゼニス感を出すためにショルダーパッドを強調しようとするとセクシーコマンドーかよというような塩梅になってしまう。
とまあ、あっちが立てばこっちが立たずという感じで問題が林立しております。このこんがらがった問題…ゴルディオンの結び目を一刀両断する解決策はを数日思案した結果、「そんなもんねえよ」という結論に至りました。
さよう、ここからは試行錯誤と妥協の世界になります。要するに、いつものデザイン作業ですね。
本稿ではここまで真のゼニスガールがどうのこうのとグダグダのたまってきましたが、実際の作業時間はというと大半がここの試行錯誤だったりします。
で、ああでもないこうでもない、コトブキヤは頑張ったんだなとか、肩をどう料理するかとか、足はどうしたもんかとか、色々頭を悩ませた末の妥協の結果がこちら。ででん。
※白石ガールV3
どうでしょうか。おそらく読者諸賢が想像したより地味なビジュアルに収まってるのではないでしょうか。
まァまあ少し説明させて下さいよ。コンセプトは以下のような感じです。
◯頭:どうせゼニスの頭の形状なんて誰も覚えてないだろうから、最低限の言い訳程度の存在にしてファッション性への影響を抑える
◯肩:やっぱりゼニス肩は女子の肩に配置する形状じゃないので、これだけは本体から分離して外部パーツ扱いに。その代わり大型化させて強調し、肩武器も乗せてフロントミッション感を強調。(※ほかのヴァンツァーの場合は必ずしも浮遊させる必要はなく、機体によってバックパックとか肘とか腰とか自由に位置に取り付けて良いものとする)
◯胴と腕:メカ要素をセーラー服の上に直接乗せるのではなく、「セーラー服の上にジャケットを着込む」という形にし、そのジャケットにメカ要素を仕込む。これによってメカ要素とゼニス要素とファッション性の妥協を図る(あと、最近みかけるテック感の表現も試みている)。だって、セーラー服の上に着込む上着とかみんな好きでしょ?
また、ショルダーパッドをジャケット部分とあわせて巨大な襟に見立てることで自然な服飾感に吸収する。
◯足:検討した結果、あんまり強調はしないことに。メカニカルな靴の範疇に収める。
見た目は割と凡百のメカ少女かもしれませんが、ゼニスの擬人化という、デザイン面ではマイナスでしかない縛り要素を充足させつつファッション性を維持するという課題に私なりに取り組んだ結果であることが伝われば幸いです。さよう、デザインとは、いくら屁理屈を連ねたとて良い結果になるとは限らないものなのです。
正直なところ、バージョン2で留めておいたほうがハッタリが効いた気もしますが、今回はこの白石ガールバージョン3でもって、私にとってのゼニスガールとさせて頂きたいと思います。ご清聴ありがとうございました。
おまけ。レイブンガールのカレンちゃん。
グレゴリウス山田/ヤマーーダ
2025-05-31 05:32:21 +0000 UTCdreadnought
2025-05-30 17:55:33 +0000 UTCグレゴリウス山田/ヤマーーダ
2025-05-30 15:44:10 +0000 UTC某
2025-05-30 14:00:52 +0000 UTC