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メイク・ジョブ【第2話】「確信。そして、始まり」

太陽が沈みはじめた午後の外を歩く。 今しがた理解が追いつかない。昨日の出来事が夢なのだとしたら、今俺の手にあるカード、もとい、【肉オナホマエストロ証明書】の存在の説明がつかない。 現状を整理しよう。と思ったが、もう整理がついている。 昨日、メイク・ジョブというサイトに【肉オナホマエストロ】という存在しない職業を記入をした。すると、俺の手元に【肉オナホマエストロ】の証明書が届いた。 以上。 なんなんだ?本当に誰かの巧妙なイタズラなのか?そうだとしたら本当にタチが悪いぞ。なぜなら俺の証明写真、さらには住所がこのメイク・ジョブの運営に握られているということだ。 一旦自分を落ち着かせるために家の公園に入り、ベンチに座った。周囲には疎らだが子どもがキャッキャとボールで遊んでいる。 落ち着かせるために座ったのはいいが、この証明証を見るたびに何度だって驚ける。 『これって……マジでマジなのか…?』 ありえないでしょ。と思うのが普通だ。だが、状況が普通ではない。これが偽物だとしても、本物だとしても、どっちにしろヤバイ状況だ。 「これは、燃やして捨てた方がいいな……」 それが一番の判断かもしれない。警察に言おうと思ったが、こんなもの、警察に見せれるわけがない。恥ずかしすぎてどうにかなりそうだ。 捨てるのが良い。そう思った矢先、目の前を通り過ぎる女性が、俺の手に握るこの証明証を一瞥した気配がした。 『やっ、ヤベ!!』 俺は咄嗟に隠す。なぜならその女性は一目見て公園で遊ぶ子供の保護者だとわかったからだ。こんなヤバイものを持っている奴が公園にいるなんて警察沙汰になりかねない。 「あっ…!」と女性は驚いた。マズイ!と、俺はどう言い訳しようと思考をフルスロットル。だが、女性…もとい、人妻の一言で俺の思考は停止する 「まさかあなた…肉オナホマエストロの方……ですか……?」 「……え?」 よく見ると顔の整った人妻はまるで憧れのアイドルを眺める恍惚とした表情で俺を見つめていた。 「あの、えっと、今お暇ですか…?♡もしよかったら、その…私をオナホとして扱っていただくことって…できないですか?なんでもします…いえ、なんでもしてくださって結構です♡ただオナホとして扱っていただくだけでいいのです♡私がタイプでないのなら……たった一回だけでも私のオナホマンコにあなたのを挿入するだけでもいいので、お願いします……!♡♡」 「え?…あ、え?」 「あ…ごめんなさい。私のマンコを使うか使わないかを決めるのは【肉オナホマエストロ】であるあなたでした。お口オナホが良いのなら、私のお口を使ってください。私の体はあなたにオナホとして使っていただくためのものなのです。あなたにオナホとして使っていただくために産まれて育ったのです♡♡」 「あー……」 ここまでくると誰かのイタズラなどということはありえない。こんなことを女性に言わせるドッキリなんてありえない。ただでさえ男女の平等化が進んでいる日本にこんな卑猥な発言する女性なんてフィクションの世界だけだ。例え俺がどこかしらの大国の王様だとしても、こんな発言怖くて強いることができない。 突然、ドタドタと遠くからスーツ姿の男性が俺たちのところに走ってきた。俺は固まった。この女性の夫だ。 「おい美穂、どうした?急に喚き散らしたりなんかして。遠くからでも聞こえたぞ」 「違うのあなた!この人、…いえ、このお方は【肉オナホマエストロ】なのよ!」 「え!?それは本当か?」 俺はこの時、妙に冷静だった。冷静なまま、イケメンで、清潔感があり、明らかに仕事で優秀であろう夫の次の発言を聞く。 「ね、ねぇ君、もしよければ、私の妻の美穂を使ってオナニーしてくれないか!?なにぶん仕事が忙しくて構ってあげられなくて滅多にない今日の休日だけれど、君が美穂をオナホとして使ってくれるならまたとない日だ!お願いだ!」 「えーっと……その、美穂さんは何歳なの?」 「ああ、32歳の中古オナホだけど、使い心地は保証できる。子作り以外はセックス経験はないんだが、その時にした美穂の具合は未だに忘れられない」 「もう!あなた!」 美穂は頬を赤らめて恥ずかしそうに夫に可愛く怒った。 「俺は美穂さえ幸せならセックスなんてしなくていいと思っている。ましてや私の妻が君のオナホになれるなんて、私も妻もとても誇らしいことだ。どうか美穂を使ってくれ」 「私を使ってください!♡♡」 「………はは、マジかよ」 俺はやっと、この【肉オナホマエストロ証明書】という胡散臭いもの、信じることができる条件が揃った。 人妻という存在を守る、モラルを除いた最後の砦、夫という存在。それが妻がオナホになることに心の底から同意している。いや、むしろ歓迎されている。 多分この瞬間だろう。俺の中のドス黒い欲望が芽生えたのは。 「あの、美穂さんをオナホ扱いするって、不倫とかにならないっすかね?」 「何言ってんだ君は!オナホでオナニーすることはセックスじゃなんだぞ?あくまでオナニーだよ。そもそもオナホに恋愛感情を抱かないだろ?」 あ、それもそうだな。


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