『私たちが目を澄ますとき、』の原稿が1日くらい巻きの状態で終わったので、短いですが1枚絵じゃなくて漫画にしました。
ノナは一人っ子なので、きょうだいとの距離感みたいなのがよくわからない。
異性のきょうだいだとなおさらわかんないかも?もちろん家庭にもよると思いますが。まあ、真白の妹はそれこそ漫画に出てくる描き文字とかそういうのをイメージして言ったんでしょう。まさかお兄にとってはすでに日常的な動作になっているがゆえの驚きだとは思いもせず…(笑)
今回のノナと真白のやりとりは、ひと昔前までなら「ものを知らないろう者に聴者が教えてあげる」というような意識で描かれることがよくあったと思います。でも真白は果たして、”ものを知らない”のでしょうか?妹から得た「不確定情報」を「精査」しようとしていることを、”ものを知らない”と言っていいのでしょうか?
ノナは真白が単に耳からではなくその他の経路から「情報」や「認知」を日常的に得ていることを分かっているため、今回の場合は触覚で示す形で真白に「認識の手掛かりとなる情報を提供」しました。これにより、真白は聴覚に頼ることなく妹の話が本当であることをつきとめたのです。そして同時に、明確な判断基準を知ったことで今後も自分の力で音があるのか?ないのか?ある程度判断できるようになりました。(できたからなんなんだ、というのはおいといて…)
こういうことを繰り返しながら、真白は聴者であるノナと対等な立場を維持しながら関係を築いていくのだと思います。「私はものを知りませんから助けてください」ではないんです。「自分の力で判断したり、認識できるようになりたいので、そのための情報を教えてほしい」と、疑問を生じた時の真白は思っているのです。ろう者として自立して生きていくために必要なことだから。
なにも聴覚障害者だけに限ったことではなく、全ての人に言えることだと思いますが、困っている時に本当に必要なのは憐れみではなく具体的にどうしたらいいかという「情報」なんですよ。なぜかどうしても、憐れみのほうにいってしまいがちですけど…。
ノナ自身はそこまで筋立てて考えてないでしょうけど、彼は彼で他人から勝手に憐れまれることに対する違和感を肌で知っている子なので、大事な場面でちゃんと真白が求める答えをくれそうなんですよね。
そこが噛み合わないと、付き合っていくのはお互いにつらいと思いますので…。
GRADE2ではイラスト2枚アップしてますのでこちらももしよかったらどうぞ!↓
※次回からは「Coupling」の連載に戻ります。
見て下さってありがとうございました。
詠里
詠里
2023-10-02 11:22:08 +0000 UTCLan
2023-10-01 18:57:21 +0000 UTC詠里
2023-09-01 14:52:25 +0000 UTCごぷろ
2023-08-31 18:04:29 +0000 UTC詠里
2023-08-30 00:48:35 +0000 UTC詠里
2023-08-30 00:48:07 +0000 UTCdes-815
2023-08-29 14:10:18 +0000 UTCひのらく
2023-08-29 12:55:39 +0000 UTC