SamSuka
雪降らないかな
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【あとでネームにするメモ】オークの砦にオークに変装して侵入する話・StS風

主人公:女 諜報部員

目的地:オークの砦

目的:オークの砦に眠る秘宝の回収


【第1幕】

デフォルメされたブタの像に話しかける主人公。

オークは感覚が鋭敏な上に今回の砦は見張りが多く、普通の潜入捜査ではすぐに見つかってしまう。そこでこの秘宝【善なるオークの像】を用いて、オークに変身して潜入するのが今回の計画。


ブタの像に触れ、オークの姿に変身する主人公。

潜入するも、すぐにボコボコにされて敗退してしまう。


【第2幕】

【善なるオークの像】によって命からがら逃げ出した主人公(この秘宝は、所有者がオークであった場合に特別な効果を発揮する)。

バレた原因を像がとうとうと説明する。

曰く、不自然過ぎたのが原因。

先程の変身は、いわばオークの着ぐるみをただ着込んだだけに等しい。動き方が人間であったり、視覚が弱いはずのオークが何かを調べるときに目を近づけたりすればすぐにバレる。

【善なるオークの像】は、そこでさらなる変身を提案する。

1度触れば見た目がオークになるだけだが、2度触れば使用者の『なにか』を預けることで、オークとしての『なにか』をさらに与えることができるという。

渋ったが、主人公は交換を承諾する。


【交換内容】

『ナイフ技術』⇔『オーク式行動スタイル』


それぞれのスキルがカードの形で権限し、片方は像に、片方は主人公に吸い込まれる。

途端に不思議な感覚を覚える主人公。

先程まで覚えていたはずのナイフの手さばきがまるで使えない。ナイフを持ってみても、どう動かすのか見当がつかなかった。

一方で、戦いになればどうすればいいのかは苦もなく想定できる。体格を活かして突進したり、体重を乗せて力任せに斧や槍を振り回せば敵は勝手に倒れる。そう単純ではないはずなのだが、何故かそう考えるとしっくりくる。

これでよしと勇ましく進む主人公の足取りもまたがさつでのしのしとした歩き方だった。


【第3幕】

しかし、それでも敗退した主人公。

原因は注意力不足やコミュニケーション力の不足。

オーク族は言葉の優先度は低く、匂いによって状況を察知したり伝達を行ったりする。

主人公はそれについていけず、やはり怪しまれてしまった。

【善なるオークの像】は再び交換を提案。


【交換内容】

『言語技術』⇔『オークの嗅覚』


交換した途端、主人公は複雑な言語を用いての思考や会話が難しくなる。

しかし一方で嗅覚が鋭敏になり、様々な情報が周りから入り込んでくる。

砦のオークがどう動くか、どこにボスがいてどこに秘宝があるかが手に…もとい、鼻に取るようにわかる。

これでなら勝てると主人公は意気揚々と、鼻を鳴らしながら砦に出向いていった。


【第4幕】

砦の奥深くにまで潜入に成功した主人公。

もうすぐで秘宝のある部屋にまで辿り着く。

しかし、そこで主人公は急に歩くのをやめてしまう。

手札が自分のものではない行動で埋め尽くされているのを感じる。

その中でふと使えそうなカードが脳裏に浮かんだので、主人公は慌ててそれを使用する。

「ブヒ! 私はニンゲン! ここの秘宝! 盗む! 潜入しに! ブヒ!?」

拙い言葉で急に自白してしまう主人公。いま取ったのは「真実の言葉」のカードだった。

「ほう、そうかそうか。正直に白状してくれて儂は嬉しいぞ」

後ろから声が響く。同時に強烈な匂いが鼻を突く。この砦の族長だ。


【第5幕】

あなたはなにもできない。

何故かと言うと、手札に使えないカードばかりが流れ込んでくるからだ。

あなたの手札や山札には【屈服】や【服従】、【鼻のくらむ匂い】ばかりで埋め尽くされ、かろうじて状況を打開できそうなカードははるか底に埋もれている。

あなたは【善なるオークの像】を抱えたまま静止している。そうしたいのではなく、他に取るべき行動を選べなかった。

「それは、元々あらゆるものをカード化する【秘宝】だったのよ」

オークの族長が語る。あなたはなにもできない。

あなたはカードの効果で、動けないままあなたになにかの力が漲っていくのをただ感じている。

「お前がのこのことその【秘宝】を信じてここにやってきた理由を教えてやろうか。それは、【秘宝】はもともと全て人間のものだと思いこんでいたからだろう。お前たちはどんな【秘宝】であろうとそれはただ攻略の味方にすべきものだという癖が染みついておる」

オークの族長がふうと息を吹きかける。それはあなたの鼻を通ってカード化し、あなたの山札をまた埋め尽くす。

「だが違う。【秘宝】は平等だ。別の種族が保有し続ければ、その種族の味方と成る。ちょうどそれのようにな」

オークの族長が、なにか魔法を使う準備をしている。しかしあなたは何もできない。

「お前ら人間がよこしてくれたカードは、たいそう儂らの役に立った。この通り魔法も使いこなせるようになったし、こうして新たな同胞を引き込んでくれる」

オークの族長が再び息を吹きかけた。あなたの手札と山札が全て破棄されて消え去り、あなたの思考は明瞭になる。しかしあなたは何もできない。選ぶべき手札が何もないからだ。

「さて、自分をよく顧みるがいい。お前に蓄積された加護の強さを見よ。これからお前に、この加護を変換するカードを渡してやろう。なに、どれを選んでも良い。結果は変わらぬのだからな」


あなたの手札に、三枚のカードが送られる。


【転生】加護をすべて消費し、最も強い加護の種族に変化する。変化後の強さは加護の量に比例する。不可逆。

【殉教者の悦楽】自分についた加護を同量の『魅了』に変換する。『魅了』状態のまま戦闘を終えると、戦闘後の行動コマが勝手に動かされる。

【信念の一撃】相手に5ダメージ。加護のぶんだけダメージが上乗せされる。使用後、加護のぶんだけ『脱力』になる。


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