小さな勝利や成功の積み重ねが慢心を呼び、本来の実力以上のものを持っていると錯覚させる…。この日、アリス・ガーネット・ナカタはその被害者となってしまった。
「この辺りのゴロツキなんかより、私のほうがよっぽど強いわ!この間懲らしめた不良なんて、私の強さにビビってウンチとオシッコ漏らして逃げ出しちゃったんだから!」
先輩の女格闘家、不知火舞はアリスに自信ありげにそう語っていた。
どんな戦いを繰り広げたのか、詳細を問うと話を逸らそうとするのが不思議だったが、同じ女性でありながら男達を倒してしまうという舞への憧れと、自分にも同じことが出来るのだろうという予感がしていた。
「私のこと、ただの女の子だと思ってる?逃げるなら今のうちだけど…?」
(売られた喧嘩なんだから、ちょっとくらい暴れちゃっても平気だよね…!)
類まれなる格闘センスと、憧れの存在へ近付くための努力でもはや舞と並ぶほどの力を身に付けたアリス…。
路地裏で数人の男達に囲まれた時も、余裕の表情を浮かべていた。自分の腹の中に相当な量の便秘糞と、小便が溜まっていることには気付いていなかった。
「はあっ!やあぁっ!」
(え…あれ…舞さんが言ってたのと…ぜ、全然違う…?)
しかし、自分の力が通じていないことに気づいたアリスは少しずつ焦りを覚えていく。舞の言葉を信じて戦っても、身体に残る激痛は残酷な真実を恐怖という形に変えて彼女の脳に刻んでいく。
バゴオオッ!!
「う、うひいいぃっ!」
(え…?こ、こんな…こんなパンチ食らったら…し、死ぬ…!)
壁に追い詰められてやっとアリスは絶望的な状況に気付いた。
戦う事を諦めた瞬間、尿意と便意がドッと押し寄せてきた。
「あ、ああっ…ひ、ひあっ…ああああっ…」
(ど、どうしよう…こ、降参したら…許しても、もらえる…?いや…怖くなってきたら…急に…お、オシッコが…!)
自分の事を殴り殺すことすら容易であろう男達が、刃物や拳銃を自分に向けた瞬間、彼女の格闘家としてのプライドはポッキリと折れ、汗、涙、鼻水、涎…顔中の穴という穴から液体が噴き出していた。
ジョオッ、じょろろろろろろ…
ブリリリ!ブビュッ!ブリッブリブリッブリブリブリブリ…
(ああっ…あ…漏らし、ちゃった…)
そして、行き場を失ったアリスの格闘センスは生存本能に形を変え、今の自分に出来るもっとも効果的な護身術を編み出した。
自ずと下腹部に力を入れ、ホットパンツを履いている状態にも構わず、その場で思い切り失禁した。
「ひぐっ!ひ!ひひいぃっ…!お、お願いぃ!許じで!許じでくだじゃいいぃ!」
(わ、私のウンチとオシッコが臭すぎて…嫌がってるんだ!恥ずかしいけど、死ぬくらいなら…ここで全部ぅ…!)
「んぎいっ!ふんぎいいぃ…!んぎぎぎぎぎいぃ…!」
ブビュブブブブブビュウウウ!ブリュリュリュッ!ブボッブビビブビビ!みちみちみちみちいぃ…!
ジョオオオオオオーー!ジョボボボボボ!
自分の事を殺すか、犯すか、その両方か…悪意を持った相手の表情がハッキリと恐怖でシワクチャになり、女としての魅力を失った無様な泣き顔と、必死に命乞いの言葉を泣き叫ぶ甲高い声、そして下半身からとめどなく溢れる糞尿の悪臭による不快感で歪んでいた。
「赤い服着た女に続いて、コイツもビビってチビリやがったぞ…!ションベンだけならまだしも…」
「ああ…二回も連続で追い詰めた女がドカグソ漏らすなんて悪い冗談だろ…」
アリスに自信満々で武勇伝を語っていた舞…しかし実際は真逆で褌からしめ縄のような一本糞と滝のような小便を垂れ流しにし、自分の漏らした糞溜まりに額を擦り付けて命乞いをしていたのは舞自身だった。しかし、そんな自分を今の状況に追い込んだ遠因とも言える彼女の嘘を明かされても、生き残るかどうかの瀬戸際に立たされているアリスには関係のない話だった。
結局、アリスのホットパンツの隙間からドボドボと漏れ出し続けるのはウンコのあまりの量の多さに、彼女に勝った男達も糞をかき分けてまで犯す価値の無い女と評価してその場を去っていった…。
危機的状況から開放された安心感で、彼女は更に催した…勿論、今からトイレを探すことなどするはずもなく、その場を逃げ出しながらも漏らした糞尿で道しるべを作ってしまっていた…。