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夏目恋歌 -アシスト書店- @入れ替わり・女体化・TSF
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小説 【入れ替わり・歳の差】⑤

-目次- ・13.誰にも気づかれない、アタシだけの秘密 ・14.誰の顔で、誰と歩いてるのか ・15.おかえり、私の身体——だけど…! 13.誰にも気づかれない、アタシだけの秘密 シャワーを終えたあと、更衣室に戻った沙耶(精神は間宮)は、理沙と美優と並んで、バスタオル姿で汗を拭いていた。 「は〜、スッキリしたぁ」 「やっぱりシャワー最高だね〜」 タオル越しに髪をゴシゴシしている理沙に、沙耶(精神は間宮)はにやにやと笑いかけながら、そっと手元の着替えに目を落とした。 グレーのパーカー、ミニスカート。そして——沙耶のパンティやブラジャー♡ 沙耶(精神は間宮)の頭の中で、あるいたずら心が芽生えていた。 (女の子が“普段つけてるパンティやブラジャー”をあえて外して、どうなるか——♡) 心臓がトクン、と脈打つ。 (誰にも気づかれない。でも、アタシだけが知ってるエッチな秘密♡) 「……うふっ♡」 沙耶(精神は間宮)の顔で、ほんのわずかに口角を上げる。 「沙耶、なにニヤニヤしてんの〜」 「いや、なんか今日ずっと笑ってない?」 「え、そぉ? ふつうだよ〜♡」 わざとらしく首を傾げながら、パーカーを着て、ミニスカートをすとんと穿く。 ――ただし、“パンティとブラジャー”をあえて着けないまま♡ 見た目には何も変わらない。 でも、当の本人だけが知っている。 (うふっ♡……風のスースーする感覚が、直接伝わってくる……♡) 通気性のいいミニスカートの布越しに感じる肌触り。 風が吹くたびに内腿に微かな意識が走る。 (これは……クセになるかも♡) 沙耶(精神は間宮)は、まるで秘密を持った女子高生のような顔で、得意げに髪をかき上げた。 一方、女子更衣室の外。 「……っ、また変な顔してた……!」 間宮(精神は沙耶)は、ドアのすき間から“自分の身体”が服を着る様子を見ていた。 パーカーを着る仕草も、スカートの裾を整える動作も—— (……なんか、やけにニヤついてるよね?……まさか、何か……してる……?) その予感が、胸の奥でざわつく。 更衣室で着替え終えた後。 「白石さーん、今日、なんか雰囲気違うね〜」 「ちょっと大人っぽいかも」 すれ違った他の女子生徒にそう言われた沙耶(精神は間宮)は、ウィンクして返した。 「うふっ♡ありがと♡」 自分だけが知っている秘密を胸に、彼は優越感に包まれて歩いていく。 (誰にも気づかれない、でもアタシは知ってる、この身体が、今、“ノーパン・ノーブラ”の事を……♡) その後、次の授業のある講義室へ3人で向かって、何食わぬ顔で授業を受けた…♡ 同じ講義室の後ろでコソコソと話を聞く間宮(精神は沙耶)の姿もあった。 14.誰の顔で、誰と歩いてるのか 午後の最後の授業が終わると同時に、教室を出た間宮(精神は沙耶)は、あたりをきょろきょろと探した。 廊下の角を曲がったところに、すでに“自分の体”を使った沙耶(精神は間宮)がいた。 パーカーとミニスカート姿のまま、スカートの裾をふわっと揺らしながら、楽しげに友人2人と話している。 「あ、いた…!」 間宮(精神は沙耶)は声をかけた。 「……研究室に来てもらうって言ったましたよね? そろそろ、戻してくださいっ……!!」 沙耶(精神は間宮)は振り返ると、にっこり笑った。 「うん、わかってますよ〜♡ ちゃんと行きますよ♡」 「っ……!」 その笑顔の返答に、間宮(精神は沙耶)は一瞬怒りを覚えたが、それよりも気になったのは—— 「ねぇ、沙耶。間宮教授と二人で研究室行くの? なに話すの?」 理沙の声だった。 隣には美優もいて、二人とも微妙に眉をひそめていた。 「うん、ちょっとだけね〜♡すぐ戻るから♡」 そう軽く返す“沙耶(精神は間宮)”の声に、理沙が少し鋭く返す。 「でもさ、なんか今日ずっと変な感じじゃない? 沙耶と間宮教授」 「うん……なんか、雰囲気違うっていうか……」 (やばい……) 間宮(精神は沙耶)の背中に冷たい汗が流れる。 (友達に“違和感”を感じられ始めてる……!) だが、そのとき。 「じゃあ、みんなで一緒に行く?」 と、沙耶(精神は間宮)が軽く言ってのけた。 「えっ!?」 「行こう行こう! 間宮教授の研究室って、なんかすごそうだし〜」 「いいじゃん、全員で行っちゃお! いいですよね?間宮教授?」 理沙と美優も、なんとなくノリでついてくる雰囲気になっていた。 間宮(精神は沙耶)は慌てて止めようとする。 「ま、待って、ちょっと……!」 「え〜? だめなんですか〜?♡」 沙耶(精神は間宮)は、わざとらしく首をかしげて笑っている。 (この人……!) 間宮(精神は沙耶)はぐっと拳を握りしめた。 “自分の体”が、自分の友達を巻き込んで、勝手に動いていく。 夕方の校舎、研究棟の長い廊下。 いつもは静まり返っているこの時間帯に、4人の足音が響いていた。 「へ〜、間宮教授の研究室ってこの奥なんだ」 「なんかちょっと緊張する〜!」 沙耶(精神は間宮)は、ミニスカートの裾を指先で軽くつまみながら、一歩一歩ゆっくりと歩く。 後ろでは、間宮(精神は沙耶)が焦りながら後をついてくる。 (うぅ…二人がいる前で元の体に入れ替えるの…!?…でも……このままじゃ、いつまでも……“体を元に戻せないかも”……それは絶対にいや…もうバレてもしょうがない…) 間宮の研究室のドアの前に立った“沙耶(精神は間宮)”が、くるりと振り返った。 「さぁ、じゃあ——入りましょっか♡」 15.おかえり、私の身体——だけど…! 研究室のドアが閉まると同時に、部屋の空気は静まり返った。 白い床、無機質な壁。 その中央に、あの人格入れ替え装置——が鎮座していた。 「わあ……これ何の機械? すご……」 「何これ、実験用のカプセル? 怖……」 理沙と美優がきょろきょろと辺りを見回している。 だが、彼女たちの興味をよそに、沙耶(精神は間宮)は、するりと先に歩を進めた。 「じゃあ、早速戻そっか…♡」 「えっ?」 拍子抜けするほど、沙耶(精神は間宮)はあっさりと装置のカプセルの中へ滑り込んだ。 間宮(精神は沙耶)は、その様子を見て一瞬驚き不審がったが、すぐに目を細めて、肩を落とした。 (……やっと、元の体に戻れる……) 装置のカプセルのカバーが閉まり、低い電子音が鳴り始める。 その横に立つ間宮(精神は沙耶)も装置のカプセルに入ると、沙耶(精神は間宮)のカプセルの中でスイッチが押された。 眩い光が部屋に満ちる。 ——数秒後、ふたつの意識が、それぞれの肉体に戻った。 「……あっ」 沙耶は思わず、胸元に手を当てた。 当たり前の鼓動。自分の皮膚の感触。声を出さなくても、もうわかる。 「……やっと元の体に戻った……っ!」 沙耶の顔に、久々の心からの笑顔が広がる。 ——が、その直後。 スカートの下から吹き抜ける、妙な“風通しの良さ”に、表情が一瞬にして凍りついた。 「………………っっっ!?!?!?」 顔面を真っ赤に染めた沙耶は、ゆっくりと横に立つ間宮を睨んだ。 「……ちょっと…間宮教授…!?」 「……ん? なぁに?♡」 「……下着、履いてないんですけど!?」 「ごめんごめん♡ なんか痴女になったみたいで、ノーパンノーブラを試してみちゃった♡……」 「さっ、最低ですっ!!」 そのやり取りをポカーンと見ていた理沙と美優。 「え……え? なに? 下着?」 「ん、どういうこと??」 2人は完全に置いてけぼりで、互いに目を見合わせるしかなかった。 「まさか……二人って、そういう関係……?」 「違うからっ!!!」 沙耶は両手を振りながら、全力で否定したが—— 「え〜? もう、バレたらしょうがないな…♡」 間宮は最後までニヤニヤ顔だった。 -続く-


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