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夏目恋歌 -アシスト書店- @入れ替わり・女体化・TSF
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小説 【入れ替わり・日常2】④

-目次- ・10. 内心-開始- ・11. 内心-終了- ・12. 避妊薬処方 10. 内心-開始-  カーテンの奥、内診台のある小部屋に入ると、照明がやや落ち着いた明るさで点っており、消毒液の匂いが漂っていた。  「では、こちらに腰をかけてください」  中年男性医師が淡々とした声で促す。  唯(精神は義文)は、スカートの裾を軽く押さえながら台に腰を下ろした。だが、緊張よりも期待の方が勝っている。中年男性医師の視線が自分に注がれていることが、妙に興奮して心地よい。  「足をこちらの支えに……はい、そのままリラックスしてください」  指示に従いながらワンピースを捲り上げた瞬間、中年男性医師の表情がかすかに固まった。そこには当然あるはずの女性の下着がなく、女性のリアルな陰毛と女性器が直に現れてしまっていたのだ。  「……えっ?」  中年の男性医師が一瞬だけ息を呑む。その反応を見逃さず、唯(精神は義文)は唇を吊り上げ、わざとらしく小さく肩をすくめてエッチな声で囁いた。  「……パンティ履かないで外出させるのが旦那の趣味なんです…♡アタシもノーパンで外出するの好きで…♡先生のことびっくりさせてすみません…♡アタシ…変態みたいですよね…♡」  エッチな空気を漂わせながらそう言い放つと、彼は胸の奥で優越感が膨れ上がっていく。女として扱われ、しかも男性医師の心を乱した――そんな実感が快感に変わる。  一方その頃。  診察室に残された義文(精神は唯)は、必死に千夏を抱き寄せながら、顔を赤くして唇を噛んでいた。  ――そうだ…………義文、下着を履いてなかった……。  自分の体が、他人の前でノーパン痴女の様に、大事な秘部を無防備に晒されていると想像するだけで、全身が熱くなる。羞恥と屈辱で胃の奥がきゅっと縮むようだった。  不安が抑えきれず、義文(精神は唯)は看護師に小声で尋ねた。  「あの……内診って、先生と妻の二人きりなんですか?看護師さんは……一緒に入らないんですか?」  若い女性看護師は申し訳なさそうに微笑みを浮かべ、首を横に振った。  「本来なら同伴しますが、今ちょっと院内が立て込んでいて……。何かあればすぐ呼んでいただければ大丈夫ですから」  「……っ」  義文(精神は義文)は、ますます不安感に襲われ、千夏の肩をぎゅっと強く抱きしめた。  ――お願いだから……私の体で、変なことしないでよね……。  胸の奥でそう叫びながら、義文(精神は唯)ただカーテンの向こうを見つめることしかできなかった。 11. 内心-終了-  内診台に脚を乗せ、天井を見上げながら大きく息を吐く。唯(精神は義文)の胸は高鳴り、頬は上気していた。  ――これが……女だけが体験できる診察……♡  中年の男性医師は努めて冷静に振る舞いながら、手袋をはめ、器具を準備する。しかし、目の端にはワンピースの中からあらわになった白い素肌とリアルな陰毛と女性器がちらつき、内心でわずかに鼓動が早まっていた。  「では、少し失礼しますね…」  低い声と共に、冷たさを帯びた器具が触れる。  「……っ、ん……♡先生…♡」  思わず声が漏れる。快感というより、未知の感覚に身体が勝手に反応してしまう。だが唯(精神は義文)にとってはそれさえも「女である証」のように思えて、ニヤリと笑みを浮かべてしまう。  中年男性医師は一瞬ドキッとして興奮して眉が一瞬ひそめられたが、すぐに無表情に戻り、淡々と子宮や膣の状態を確認していく。  一方、外の待合スペース。  義文(精神は唯)は、千夏の小さな手を握りしめながら、心臓が潰れそうなほどに脈打つのを感じていた。  ――なんで……なんで私の体で、あんな……。  想像するだけで顔から血の気が引き、同時に屈辱の熱が首筋にこみ上げる。自分が男として取り残されている事実が、不安と羞恥を倍増させていた。  しばらくして、カーテンの奥から二人が出てきた。  中年男性医師少し顔を赤らめて記録用紙を持ち、しかし落ち着いて特別な表情を見せない。だが唯(精神は義文)は、どこか優越感に浸ったように顎を上げ、ニヤニヤと余裕の笑みを浮かべていた。  「特に異常はありませんでした。念のため薬は処方しますから、受付で受け取ってください」  中年男性医師の言葉に、義文(精神は唯)は恥ずかしくなって赤くなった顔で軽く会釈する。  唯(精神は義文)の横顔を、義文(精神は唯)は唇を噛みながら睨みつけた。  ――ほんとに最低……。私の体なのに……。  屈辱と不安がさらに強く胸に渦巻き、義文(精神は唯)は言葉を飲み込むしかなかった。 12. 避妊薬処方  内診室から二人は待合室に戻った。唯(精神は義文)は、待合の椅子に腰を下ろすと、どこか陶然とした表情で天井を見上げた。  頬はほんのり赤く、唇は緩み、目元には夢見心地の色が滲む。  ――女の体でしか味わえない……あの感じ……。俺は今、確かに“女”だったんだ……。  胸の奥で、甘やかな優越感がじんわりと広がっていく。  対照的に、義文(精神は唯)は落ち着かず、視線を逸らしながらも必死に問いかける。  「……あの、内診……変なこと、しなかったでしょうね?」  声が震えていた。羞恥と屈辱が入り交じり、胸の鼓動を乱す。  唯(精神は義文)はその様子を見て、さらに心の奥で優越感を強めた。  「うふっ♡あなたったらヤキモチ妬いてるの……かわいいわね…♡別に、先生とは何もなかったわよ…♡」  わざとらしく視線を泳がせ、意味ありげに微笑む。  「ちょっとお股触られて、先生に診てもらっただけよ…♡」  その答えに、義文(精神は唯)はさらに頬を赤らめ、唇を噛みしめるしかなかった。  ――本当? 本当に……? でも、聞けば聞くほど私の負けみたいで……。  やがて若い女性の受付担当に呼ばれ、二人は受付で支払いを済ませて処方薬を受け取る。避妊薬が入った袋を手にしたとき、唯(精神は義文)は、ニヤニヤと唯の鞄へしまった。  病院を出ると、強い日差しが二人の顔とベビーカーを照らした。  唯(精神は義文)は涼しい風を受けながら口元を緩め、まだ余韻に浸っている。  一方、義文(精神は唯)俯いたまま、悔しさと屈辱に押しつぶされそうだった。  ――どうして私がこんな……。  心の中で叫びながらも、声には出せなかった。 -続く-


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