小説 【入れ替わり・上司2】⑤
Added 2025-09-11 12:25:11 +0000 UTC-目次- ・13.興奮 ・14.許可 ・15.脱衣 13.興奮 翔也(精神は紗英)が入浴してる間、浴室の扉を閉め切ったまま、紗英(精神は翔也)はリビングで缶の酎ハイを傾けた。 静かな部屋。自分しかいない空間。 ――今、ここにいるのは紗英(精神は翔也)だけ。 心の奥でじわりとドキドキが広がる。普段は当然簡単に触れることのできない女上司の肉体。しかし、今は自分の意思で好きにできる瞬間だと思うと、緊張と興奮が混ざった妙な感覚に襲われた。 そっと両手を伸ばす。ワイシャツの下の豊満なおっぱいに触れ、軽く乳首をつねると、柔らかい感触が指先に伝わる。 さらに股間――そこには何もないスーツの下の女性の体。指を沿わせるだけで、異性としての違和感と、妙な昂ぶりが同時に押し寄せる。 (……高垣係長の体…柔らかい♡……) 思わず息を止め、指先をゆっくりと動かして感触を確かめる。 心の中で、羞恥と興奮が入り混じり、軽く体が熱くなるのを感じた。 そのとき、浴室の扉がパタリと開く音が響いた。 翔也(精神は紗英)が、湯気に包まれて上がってくる。 「……村田くん、出たわよー」 濡れた髪をかき上げる声が、部屋に柔らかく響く。 紗英(精神は翔也)は、指をそっと引き、少し慌てたように缶を握り直す。 焦って時計を確認すると、思った以上に時間が経っていた。 心臓はまだ高鳴り、顔も熱を帯びたままだ。 しかし同時に、これから起こるであろう心理的駆け引きの期待に、胸の奥がじわりと疼くのを感じていた。 14.許可 翔也(精神は紗英)は、髪をタオルでゴシゴシ拭き取りながら髪の短さに少し嬉しそうな表情を浮かべる。 「短い髪って、洗いやすくていいわね……」 指で頭皮を軽く揉みながら、肌をゴシゴシ洗えることも、普段は味わえない爽快感として楽しんでいた。 股間に目を落とすと、タオルを巻いているが、異性の体であることを実感させるものがある。思わずニヤリと笑い、独り言のように呟く。 「……皮も剥いて、綺麗に洗っておいたわよ……♡」 一方、紗英(精神は紗英)は、リビングで少しドキドキしながら口を開く。 「…あ、ありがとうございます…あの、さっき買った下着、袋から開けてもいいですか?」 翔也(精神は紗英)は、濡れた髪を指でかき上げながら軽く微笑み、 「いいわよ」 と答える。 紗英(精神は翔也)は、その言葉に少し興奮しながら、元の翔也用のパジャマと、コンビニで買った薄いピンク色の女性用パンティとブラを手に取る。 手のひらに感じる異性の柔らかい感触、まだ温もりを残したままの衣服に、心の奥で小さな高鳴りを覚える。 息を整えながら、脱衣所に向かう足取りも少し早くなる。 リビングで待つ翔也(精神は紗英)に向けて、軽く会釈しながら、ドキドキした興奮の気持ちを隠せずに歩いていった。 15.脱衣 脱衣所に向かう紗英(精神は翔也)を、リビングから翔也(精神は紗英)が見送る。 「……村田くん、私の体で変なことしちゃダメよー♡」 女口調で笑いながら言う声に、紗英(精神は翔也)は思わず背筋をぞくりとさせる。 「そ、そんなことしませんよ…♡」 答えるものの、心の中では既にかなり昂ぶっていた。 この体、女性用のスーツと女性用の下着を身につけている自分……それだけで、普段味わえない刺激が身体中を駆け巡る。 脱いだワイシャツの下、女性用のパンツスーツをそっと脱ぐと、そこに現れたのは黒色のエッチなパンティとセットのブラ。 (……俺、こんなにエッチな下着を……着てたんだ……♡) 肌に触れる感触、スーツの下で密かに包まれていた柔らかさ。思わず唇を噛む。 優越感と羞恥、そして興奮が混ざり合い、心臓が早鐘のように打つ。 「……ああ……やっぱり……この体……悪くないかも♡」 小さく呟きながら、鏡越しに自分の姿を眺める。 黒色のアダルティな下着に包まれた女性の熟れた身体を見つめる視線は、興奮と満足に満ちて、紗英(精神は翔也)はさらに昂ぶりを覚え、思わず息を荒くした。 自分の身体を自分で確認し、異性の体を味わうこの瞬間。 羞恥と優越感、興奮が入り混じり、脱衣所の空気はひそやかに熱を帯びていった。 -続く-